約10年ぶりのアトピー再発について

今年もあと残すところあと10日。

ほぼ治ってきていますが、日本帰国後に患ったアトピーの件。およそ10年ぶりぐらいの再発でした。

年内中にそのアトピーの話を書いておかないといけないと思い、いつも書き始めるのですが、どうも長くなりすぎて止めてしまいます。というのも、知識がついているものだから、感じているものや変化が何なのか昔よりよくわかり、今回はものすごいたくさんの発見があって書いてると終わらない...。隙あらば、人体実験をしてみたりしているので更に書くことが増えたり。

とにかく、結果、本当にものすごくいろいろなことが実体験でわかって整理ができました。今も実験は続き、良い結果が出ています。

アトピーって本当に難しいんです。ナチュロパスでも医師でも、アトピーとアレルギーを専門にしている人でないと取り扱うのはものすごく難しいのではないかと思います。

私に起こったことを簡単に書くと、帰国後すぐに去年11月頃から埃で手にアトピーが出ました。地味な炎症だったのですがくすぶり続け、そして、今年4月のあのひどい接触性皮膚炎以降完全にアトピーが再発して悪化、身体的な辛さだけでなく、今までに経験したことのない精神的な暗闇に一瞬落ち込みました。それもこれも全てアレルギー反応の延長戦上の過剰なヒスタミンや炎症性サイトカインの大爆発のせい。また、その状態を持続させる外的要因も。食べ物であったり、湿気や天気などの生活環境であったり、いろいろです。

あの一連の出来事でわかったことを全部整理して書くと本が書けそうなくらいなのでやめておきます。その代わり、自分のコンサルのプロトコルとして生かすことにします。

とにかく、炎症性サイトカインの暴走で、脳も全身もむくみ、電気が走るような異常な感覚が続き、心も一瞬引きずり降ろされ、2週間ほど真っ暗闇にいました。うつになったことはないのですが「これがそうかも」と思える状態で、どれだけ脳内のケミカルが心理に影響するかを嫌という程経験しました。

本人は真っ暗闇の底なし沼にストーンと落ち込み、その間は長年の友人たちにメンタル面で助けてもらいながら、ナチュロパスの目で自分の脳と心を観察し続けるという...。それもうつのお話をしたかった理由の一つ。物理的・生化学的要因が心理に影響する事実。その証拠にアレルゲンを排除したらあっという間に、霧が晴れるように心も晴れました。

7月後半になんとか峠は越えて治り始めましたが、でも、残ってしまっている微妙な炎症があの夏の湿気で難治化していたので、思い切って豊富温泉にまた1週間行って一気に治してきました。

約10年ぶりに行った豊富は本当に良かったです。豊富については昔のブログの記事をご参照ください。相変わらず、土地もエネルギーも人も温泉も最高。

それはさておき...、

アトピーは本当に難しいです。アレルギーが原因とも、腸内環境が原因とも、いろいろなことが言われますが、本当の病因はわかっておらず、関連する要因だけ並べてもこれだけあります。

  • 遺伝
  • 即効性アレルギー
  • 遅延性アレルギー(食物不耐性)
  • アミン類過敏症(ヒスタミン過敏症・ヒスタミン不耐性含む)
  • サリチル酸過敏症など食品化学物質過敏症
  • 化学物質過敏症
  • 糖質の多い食生活
  • ストレス
  • 飲酒
  • 栄養失調
  • 肝機能の低下
  • 消化酵素の不足による消化不良(たんぱく質の代謝不良)
  • Dysbiosis(腸内菌共生バランス失調)
  • SIBO(腸内細菌異常増殖症候群)
  • 感染症含む消化器系疾患(腸カンジダ、IBSなど)
  • 上記それぞれの要因によるリーキーガット
  • 遺伝子もしくはエピジェネティック変異(MTHFR遺伝子異常やピロール尿症などのピロール異常)

5、6年前、欧米のヘルスインダストリーでは猫も杓子もMTHFR遺伝子異常(MTHFR mutation)やピロール異常(Pyrrole disorder)のことを話していました。MTHFR遺伝子異常は葉酸の代謝の異常から始まりメチル基というものが関わる全ての代謝(メチレーションと呼びます)に影響し(ものすごくたくさんの栄養・物質が関わります)、ピロール異常はビタミンB6と亜鉛の不足を生じるものです。両方とも、純粋な遺伝だけでなく生活習慣からも引き起こされます。MTHFR遺伝子変異に至っては、多少の変異は3人に1人はあるとされ、心臓血管系の病気(ホモシステインの増加)、DNA/RNAの異常、うつ・不安症、精神疾患、自閉症、ADD/ADHD、アレルギー疾患、不妊、流産、不育症、など、いろいろな病気や症状につながるとして大注目されていました(今でもされていますが)。遺伝子検査も当時は大流行りで、その影響に関して賛否両論。有名なアメリカの遺伝子検査会社も去年か一昨年にMTHFR遺伝子検査を中止にしたほど。あまりに影響が大きいので、ここにも詳細はまだ書いていません。テレビを見ていないのでわからないですが、日本のテレビでもMTHFRについてはあまり触れられていないように思います。MTHFR遺伝子変異はメチレーションが一部のヒスタミンの代謝酵素に関わり、また、ピロール尿症では亜鉛不足がヒスタインの抑制を阻害するため、アトピーなどのアレルギー疾患に関連する可能性が示唆されています。

また、アトピーに関しては、基本的にはアレルギーが関与していますが、種類の異なるアレルギーやアレルゲン・食物不耐性・擬似アレルギー反応を起こす食品や化学物質も多岐に渡り、検査結果が必ず症状に現れるとは確定できないため、アレルゲンや問題物質の特定が困難です。また、腸内環境もかねてから深い関連が示唆されていますが、どのプロバイオティクスがいいのか、菌のバランスはどうか、真菌増殖やSIBOはないか、などなど考えることが山ほど....。

リーキーガットもまた時間ができたら別途きちんと書きますが、即効性や遅延性のアレルギーのある食品や、特に砂糖・精製小麦(グルテン)・乳製品などを食べ続けることにより起こる腸壁の慢性炎症(地味な炎症なので消化器系の症状は出ないことが多いです)が原因で、腸壁の細胞が緩んでしまうことで、本来であれば細胞を通して代謝されながら血液に流れ込むはずの腸内にある物質が、細胞の隙間から直接流れ込んでいきます。腸内にある未消化の栄養(特に未消化のたんぱく質はアレルゲンとなります)や毒素や化学物質などが血管内にそのまま流れ込んでしまうのです。その後、その全血液が肝臓に送り込まれ、肝臓で代謝しきれなかった物質はそのまま心臓に送られ、心臓から全身に回ります。そして、刺激物を含んだ血液が体内を巡り皮膚や脳を巡り、様々な症状や病気の原因となります。これはアトピーに限りません。体内で毒素や未消化のたんぱく質などが存在していると、体は異物と判断し、炎症性サイトカインが動員され退治に当たります。それが慢性化し、慢性炎症を、ひいては慢性疾患を引き起こします。ほとんどの慢性疾患では、その臓器の細胞周りの慢性炎症が確認されています。食べているのに栄養が足りない、というのもリーキーガットが原因のことがよくあります。消化・吸収・代謝ができていないのです。

数え上げればきりがありませんが、上述した要因はどれも密接にそれぞれが関連しています。

だんだんと長くなってきたので、そろそろやめておきますが、これらたくさんの要因がある中で、どういう切り口でものを見るべきなのか、何にまずは取り組むべきなのか、が、今回の自分の経験からだいぶ明確になりました。知識がなかった過去の経験からは得られなかったもの。

特別に症状が出ている部分をある程度正常化した後は、1にも、2にも、ヒスタミン。以前も少し書きましたが、どれだけ体内のヒスタミンを下げるかがキー。以前はダラダラ書いていたので、ヒスタミン不耐性のことを綺麗にまとめて書こておこうと思います。

でも、長くなるので、また次回。できれば年内に!

上の写真は肝臓の働きをサポートするタンポポの植物標本。タンポポの根をお茶にして飲みます。肝臓サポートに是非どうぞ。

みなさん、忘年会で飲みすぎ注意してくださいね〜。市販のウコン飲料や肝臓サポートのサプリの飲みすぎも肝臓痛めるので注意ですよ〜(実験済み)。ウコンや肝臓サプリを飲まないでも次の日なんとかなるぐらいに飲む量をセーブしてくださいませ。